日本予防医学リスクマネージメント学会

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JSRMPM教育シンポジウム(第3回)

(第2報)

最終更新日: 2004年11月10日

 

 

 

「臨床におけるリスクコミュニケーションのあり方

-医療の質としての医療リスクコミュニケーションの構築の課題

 

 会長: 橋 本 迪 生

横浜市立大学大学院医学研究科医療安全学教授、JSRMPM学術委員長

 

日時: 2004年11月14日

場所: 横浜市立大学医学部臨床講堂

236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
地図

 

 

 

 

 

主催:  日本予防医学リスクマネージメント学会

同 臨床予防医学・福祉部会

 

 

 

共催  国際予防医学リスクマネージメント連盟(URMPM)、World Health Risk Management Center (WHRMC)

URMPMアジア太平洋学センター、内閣府食品安全委員会(ご予定)、その他

後援    横浜市立大学、スイス連邦工科大学、危機管理システム研究会、メディカル・コミュニケーション総合研究所、

医療リスクコミュニケーション薫陶塾、その他。

 

 

内容:  リスクコミュニケーションの重要性が多方面の安全問題で認識されています。この方法は近年欧米で活発化されたものですが、日本の診療の現場では必ずしも十分に熟成されていません。単に医療事故予防にとどまらず、医療の質の向上のためにどのようなリスクコミュニケーションが望ましいかを学術的に検討する必要が認められます。

本シンポジウムでは、臨床医学以外の分野で進んでいるリスクコミュニケーションの話題をご紹介いただき、併せてハーバード大学や米国イリノイ大学プログラムなどの国際的な視点を踏まえて活動を続けている日本の開拓者により、最新の基本的な知識と手法を発表いただきます。それらを受けて、「医療従事者と患者の双方の立場からの臨床リスクコミュニケーションの構築」における課題を解明します。 (文責) 酒井学会理事長

 

受講対象者: 学会員、医療・福祉関係者。

 

 

 

開催責任者 

(代表)橋本 迪生   横浜市立大学大学院医学研究科医療安全学教授、JSRMPM学術委員長、JSRMPM理事

酒井 亮二  スイス連邦工科大学医療リスク管理学教授、など。URMPM・JSRMPM理事長、WHRMC理事長

小島  通代      日本赤十字九州国際看護大学学長、前東京大学大学院医学系研究科成人看護学教授JSRMPM副理事長

丹羽 真一  福島県立医科大学付属病院長、JSRMPM副理事長

 

学会顧問(五十音順)

唐木 英明  内閣府食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員、東京大学名誉教授

黒川 清     日本学術会議会長、東京大学先端科学技術研究センター教授、

笹月 健彦   国立国際医療センター総長、九州大学医学部名誉教授

信友 浩一   九州大学医学院医療システム学教授、九州大学付属病院副院長

島崎 修次   杏林大学医学部救急医学教授、日本救急医学会理事長

永井 良三   東京大学大学院医学系研究科・医学部内科学専攻器官病態内科学講座教授、同付属病院長

花岡 一雄  東京大学大学院医学系研究科・医学部外科学専攻生体管理医学講座教授

前川 和彦  関東中央病院院長、東京大学名誉教授(救急医学)

矢崎 義雄   国立国際医療センター元総長、東京大学名誉教授(元医学部長)

 

プログラム委員会: (五十音順)

荒木田美香子  大阪大学大学院医学系研究科保健学科教授

五十嵐 正紘  五十嵐こどもクリニック院長、元自治医科大学地域医療学教授

       岡崎 祐士    三重大学医学部精神神経科学講座教授

       押田 茂實    日本大学大学院医学研究科法医学教授

     川村 治子  杏林大学保健学部成人・高齢者保健学教授

       五阿弥宏安    読売新聞論説委員(医療担当)

       世良田和幸    昭和大学横浜市北部病院麻酔科教授

       土屋 文人    東京医科歯科大学歯学部付属病院薬剤部長

       恒成 茂行    熊本大学医学部法医学教授

       西岡 和雄    九州大学大学院医学系研究院経営管理学講座教授

       蜂谷 紀之    国立水俣病総合研究センター水俣病情報センター室長

       林  茂樹    独立行政法人国立病院機構災害医療センター副院長

       平山 佳伸    厚生労働省医薬食品局安全対策課長

       古市 照人    独協医科大学リハビリテ-ション科学教授

       三浦 公嗣    厚生労働省食品安全部企画情報課食品国際企画調整官

       武藤 正樹    独立行政法人国立病院機構長野病院副院長

       元村 直靖    大阪教育大学精神健康学教授

       森  功      医真会八尾総合病院理事長、医療事故調査会理事長

       森  眞由美  東京都老人医療センター副院長

       守山 正樹    福岡大学大学院医学研究科公衆衛生教授

       和田 仁孝    早稲田大学大学院法務研究科教授

      その他

 

組織委員会: (五十音順)

     鮎沢 純子    九州大学大学院医学院医療管理学

岩田 浩子  福井大学医学部看護学科臨床看護学講座

大西 一嘉    神戸大学大学院自然科学研究科環境科学専攻助教授

荻原 明人  九州大学医大学院医学研究科医療システム分野

折井 孝男  NTT東日本関東病院薬剤部

笠原 悦夫    JR東日本健康推進センター適性科

嶋津 岳士  大阪大学医学部付属病院高度救急救命センター

関山 裕誌  東京大学付属病院麻酔科痛みセンター

中尾 睦宏   帝京大学国際教育研究所助教授、同医学部心療内科・公衆衛生学教室兼任助教授

村田 厚夫    杏林大学医学部救急医学講座助教授

康井  制洋  神奈川県立こども医療センター副院長

その他

 

実行委員会: (五十音順)

      飯島 忠      昭和大学医学部小児外科学兼任講師、TMG戸塚共立第2病院副院長

       石津 恵津子  朝日大学歯学部口腔感染医療学講座社会口腔保健学分野講師

       岡島 史佳    東京医科歯科大学大学院歯学研究科医員

       奥村 徹      順天堂大学医学部付属順天堂医院救急部講師、同医療安全管理室副室長

       菅野 義彦    埼玉医科大学腎臓内科講師

       清谷 哲朗    関西労災病院医療情報部部長

       黒岩 かをる  医療リスクコミュニケーション薫陶塾グループ代表

       栗田 啓子    北海道大学大学院歯学研究科健康科学講師

       佐川 和彦    駿河台大学経済学助教授

       宗田 聡      茨城県周産期センター長、水戸済生会総合病院産婦人科主任部長、筑波大学産婦人科学元講師

       津嘉山 洋    筑波技術短期大学付属診療所助教授

       中西 一郎    東レ株式会社滋賀事業場健康管理センター所長

       中野 匡      東京慈恵会医科大学眼科学助手

       長谷川 幸子  日本医科大学付属病院医療安全管理部

       橋本 重厚    福島県立医科大学安全管理部助教授

       布施 淳子    山形大学医学部看護学科基礎看護学助教授

       星 真哉      田園調布中央病院内科部長   

       松井 典子      東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学助手

       柳堀 朗子      千葉県衛生研究所健康疫学研究室特別研究員

       矢澤 直行    昭和大学横浜市北部病院臨床検査部

       山崎 達矢    独立行政法人国立病院機構京都医療センタ-統括診療部医療技術研究検査科主任

       山田 陽滋    独立行政法人産業技術総合研究所・知能システム研究部・安全知能研究グループ長

       渡辺 浩之    昭和大学横浜市北部病院内科助教授

      その他

 

 

 

プログラム

 

 

(午前の部)

開会

 

AM 9:30-AM 9:40

橋本 迪生    横浜市立大学大学院医学研究科医療安全学教授、JSRMPM学術委員長、JSRMPM理事

 

 

 

基調講演

 

座長: 酒井 亮二     スイス連邦工科大学医療リスク管理学教授、など。URMPM・JSRMPM理事長

 

AM 9:40-AM10:20

「食の安全と安心の乖離」

唐木 英明       内閣府食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員、

       東京大学名誉教授、URMPM・JSRMPM顧問

(概要)  食品の安全は科学に基づくリスク評価とリスク管理により確保される。しかし、食品添加物やBSEに代表されるように、安全な食品に対する消費者の不安が大きい。このような安全と安心の乖離を解消する方法が信頼関係の確立であり、その手段がリスクコミュニケーションであるが、その具体化についてはまだ研究の余地が大きい。

 

 

特別講演

 

座長: 林   茂樹   独立行政法人国立病院機構災害医療センター副所長JSRMPM理事

 

 

AM 10:20-AM10:40

「米国のリスクマネージャー育成プログラムとしてのリスクコミュニケーション技法」

酒井 亮二       スイス連邦工科大学医療リスク管理学教授、など。URMPM・JSRMPM理事長

(概要) 近年ハーバード大学リスク分析センターが主体となって、リスク管理の手法の1つとしてリスクコミョニケーションが推進されてきた。それに際して、この手法が各種業界でのリスクマネージャーの基本職能の1つと位置づけられている。そこで、この考え方の基本を紹介しつつ、演者が独自に提唱してきた健康リスク行動分析学の立場から診療への適用を検討する。

 

 

AM 10:40-AM11:00

  「安全に係わる認知科学・認知行動学の方法」

      田中 靖人     独立行政法人情報通信研究機構関西先端研究センター脳情報グループ

(概要)  ヒューマンエラーは人間の認知,行動のメカニズムに起因し、その根元は脳神経活動にある。今回は、認知の機構を測定するのに必要な手法、特に反応時間、誤正答率、閾値について詳しく解説し、それらを使った注意、記憶、学習の高次脳機能の働きを調べた研究、またその基礎となる脳神経活動をfMRI,MEGを使用して調べた研究を紹介する。こうした人間の行動、認知の脳神経学的分析は、ヒューマンエラーを防止する助けになる。

 

 

AM 11:40-PM12:10 総合討論

 

 

 

PM 12:10-PM1:20  昼食

 

 

 

バネルディスカッション:

医療におけるリスクコミュニケーションのあり方

 

座長: 五十嵐 正紘   元自治医科大学地域医療学教授、前日本行動医学会理事長・同学会顧問、JSRMPM理事

渡辺 浩之    昭和大学横浜市北部病院内科助教授、同医療安全管理室

 

 

バネル

 

PM 1:20-PM1:40 

「臨床現場におけるリスクコミュニケーション」

          浦島 充佳   東京慈恵会医科大学臨床研究開発室講師

(概要) 従来、臨床研究あるいはEBMは治療効果、予後等を数値として割り出すことに時間を割いてきた。しかし、医療行為あるいは予防を行わなかった場合のリスクを患者側に正しく伝えることができなければ意味がない。医師と患者のリスクに対する知覚の差、そしてその起源について過去の文献などを参照しつつ解説する。

 

 

PM 1:40-PM2:00 

  「臨床看護実践におけるリスクコミュニケーション」

    岩田 浩子  福井大学医学部看護学科臨床看護学講座教授

(概要) 臨床看護実践は患者・家族と看護者の相互作用により成立してます。患者との接点が多い看護者を取り巻く医療現場では、これまでもおおくの「医療事故」に看護者が関与しています。看護実践の現場では「ヒヤリ、ハットレポート」「インシデントレポート」をはじめとしてリスクマネ-ジメントにかかわる活動の歴史は長いが、「リスクコミュニケーション」という言葉をあまり聞くことがありません。皆さんと一緒に臨床看護実践における「リスクコミュニケーション」について考えたいと思います。さらに、臨床現場には多くの医療関係者が存在し、その中でも医師との関係は非常に重要ですが、この両者間での「思い込み」「コミュニケーション不足」がリスクファクターになっていることも併せて考えたいと思います。

 

 

PM 2:00-PM2:20 

「医療のリスクコミュニケーションの教育」

黒岩 かをる  医療リスクコミュニケーション薫陶塾塾長

(概要) リスクコミュニケーションとは何か。「ある科学技術があって、これに極めてポジティブな要素、ベネフィットがあったとする。しかし、同時にリスク、危険性もある。その時にポジティブな側面だけではなく、ネガティブな側面であるリスクはリスクとして公正に伝えて、それに関係する人たちがリスクについて一緒に考えることができるような会話を含んだコミュニケーションのこと。(木下京大名誉教授)」が代表的な定義であろう。この科学技術を医療技術と読み替えれば、医療におけるコミュニケーション(医療機関・医療者−患者・家族・社会間、医療者間コミュニケーション)は「リスクコミュニケーション」そのものである。従って、「医療におけるリスクコミュニケーションの教育研修」は、単にリスクの減少、医療事故や紛争・訴訟の防止にとどまらず、医療の質を確保し、患者に安心と納得を与え、医療者に満足感と充実感をもたらし、経営の安定へと繋がる、よりよい医療の実現を図るために必須である。その教育研修の課題、内容、方法、教育効果について文献などを参照しつつ、薫陶塾が実際に行っている「医療リスクコミュニケーション教育訓練」について報告する。

 

 

PM 2:20-PM2:40 

  「医薬品に関するリスクコミュニケーション」

       高橋 弘充  東京医科歯科大学医学部付属病院薬剤部・医療情報部

同臨床試験管理センター副センタ-長

(概要) 一般市民が知り得る医薬品に関する情報は「病院でもらった薬がわかる・・」等、一部の書籍でしか知ることしかできなかった時代から、注射剤、抗がん剤に至るまで医療従事者が使用するかなりの情報までインターネット等を通じて簡単に入手できる時代へと大きく様変わりしました。しかし、その情報は専門性が強かったり、情報源の問題などからなかなか正しく理解させず、結果として情報の非対称が生まれて、医療に対する不信感となっています。ここでは化学物質の環境リスクの分野で進んでいる「リスクコミュニケーション」という概念を医薬品という世界に当てはめて、その問題点と解決の方向性をみなさんと考えたいと思います。

 

 

PM 2:40-PM3:00 

「リスクコミュニケーションツ−ルとしての毛髪水銀」

         蜂谷 紀之    国立水俣病総合研究センター国際・総合研究部社会科学室長

(概要) われわれは魚介類摂取を通じて,自然界由来の微量メチル水銀に曝露している。海産物摂取量の大きい日本集団の曝露量はほかの主要国よりかなり高い。最近,胎児発達影響の予防のため,妊婦等を対象とする特定海産物の摂取指針も公表されている。演者らが実施した調査結果に基づき,一般集団の曝露推定とともに消費者のリスク認知の問題点を明らかにしながら,毛髪水銀測定を含むリスクコミュニケーション推進の効果的なありかたを考える。

 

 

 

PM 3:00-PM3:50 

パネル総合討論会

上記の座長およびパネリストによる討論会です。

 

 

PM 3:50-PM4:00 

閉会

橋本 迪生    横浜市立大学大学院医学研究科医療安全学教授、JSRMPM学術委員長、JSRMPM理事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加申込

申し込み方法: 当日に直接ご来場ください。

参加費 (当日受付): 会員5000円。非会員1万円。

     学会に当日ご入会の際には、日本学会5000円および世界学会1万円をお支払いの上、参加費5000円となります。

              日本学会ホ-ムページ www.jsrmpm.org/

         世界学会ホ-ムページ www.urmpm.org/

    ただし、横浜市立大学教職員は今回の参加費は無料です。 

 

 

 

 

連絡先

 

日本予防医学リスクマネージメント学会・第3回教育シンポジウム事務局

  メディカル・コミュニケーション総合研究所内

(福岡本社)  電子メール: kuntoh@kuntoh-juku.net

              TEL/FAX:  092-741-1805 

住所: 810-0024 福岡市中央区桜坂1-11-29

                   (東京事務所)電子メール: doublek@bd.msn.or.jp

                TEL/FAX: 03-5651-2808  

住所: 103-0007 東京都中央区日本橋浜町3-39-10-5F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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