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医療安全教育セミナー 2007
(日本語社会人教育プログラム)
東京大学医学教育研究棟14階 鉄門記念講堂
東京大学医学教育研究棟13階 6セミナー室
東京大学山上会館2階 小会議室(201、202、203号室)
(プログラムの概要)
全プログラムが確定しました。 --2007年5月23日。
(注意) ※印の付いたプログラムは、医療機関に対する安全対策費の診療報酬申請の教科に相当します。
◎印の付いたプログラムは、院内感染症委員研究会(第1回)の教科に相当します。
受付開始: 各日とも午前8時15分。
参加証と領収書: 各日の最後にお渡しします。
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第1日目
(2007年8月5日) –
特別企画
東京大学医学教育研究棟14階 鉄門記念講堂
(午前の部) 午前9時〜12時2007年8月5日(日) シンポジウム (T)
「持続可能な医療・福祉供給システムの基本戦略」
(シンポジウムの開催責任者) 酒井 亮二 日本予防医学リスクマネージメント学会理事長
趣旨
本年3月2日に開催された「医療安全の緊急課題」シンポジウムでは、1) 日本の医療機関と福祉施設では提供できる限界供給量を超えて病院の患者数が急増し、その過剰勤務により産科・小児科・救急医療の地域格差が発生し、全国的な医療事故多発の原因ともなり、そのために医療機関と福祉施設から従事者が立ち去り、医療と福祉の崩壊が全国的に進行している、また、2)それを食い止めるには増税や勤務時間の見直しなどの緊急対策が必要である、との発言がありました。持続可能な医療・福祉供給システムの条件は何かを検討することが日本の医療の最も緊急課題である、との結論でした。そこで、今回のオープニングでは、持続可能な医療・福祉供給システムの基本戦略を主題とするシンポジウムを企画したいと思います。
現在、厚生労働省による100億円の緊急予算措置や新たな医師養成の追加検討が始まり、また、様々な団体による医療と福祉の体制の見直しの提言が出されました。医療・福祉に対する社会の需要にみあった、持続可能な医療・福祉供給システムを見出すには、医療と福祉の連携システムの中で根本的な戦略と方策が求められています。
今回は、最新の病院調査結果、医療経済学からの提言、医療経営学の問題、法と制度の課題の諸観点からの学術シンポジウムを企画しました。多数の皆様のご参加と活発な討論を期待しております。
午前9時〜午前9時30分、2007年8月5日(日)
(講演) 医師確保に関する日本病院会調査の概要
林 雅人 社団法人日本病院会常任理事
(概要) 日本病院会が全国の病院で調査を行った、医師確保状況の最新の結果について紹介を行う。
午前9時30分〜午前10時20分、2007年8月5日(日)
(基調講演) 医療経済学からの提言
岩本 康志 東京大学大学院経済学研究科教授・公共政策大学院経済学分野
(概要) 医療費の適切な水準、医療保険、介護保険、サービス提供体制の改革および将来予測の観点から,提言を行う。
午前10時20分〜午前10時30分、2007年8月5日(日) 休憩
午前10時30分〜午前11時10分、2007年8月5日(日)
(特別講義) 医療経営学からの問題点
川渕 孝一 東京医科歯科大学医歯学総合研究科医療経済学教授
(概要) 一橋大学商学部を卒業後、政府研究機関などに勤務。医療経営と医療政策の観点からの問題点を報告する。
午前11時10分〜午前11時40分、2007年8月5日(日)
(特別講義) 医師不足問題への法的対応等についての一考察
井原 辰雄 東京大学公共政策大学院法律分野
(概要) 医療保障法の観点から、現在検討されている医師確保策について、考察を行う。
午前11時40分〜午後12時、2007年8月5日(日)
総合討論 「持続可能な医療・福祉供給システムの基本戦略」
午後12時〜午後1時30分、2007年8月5日(日) 昼食
(午後の部) シンポジウム (U) ※
午後1時〜午後4時45分、2007年8月5日(日)
「診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業の現状分析と今後」
(シンポジウムの開催責任者) 吉田 謙一 東京大学大学院医学系研究科法医学教授
平成17年9月に開始された「診療行為に関連した死亡(診療関連死)の調査分析モデル事業」(モデル事業)の実績、および分析を踏まえて、平成19年4月、厚生労働省はこの事業の制度化に向けたパブリックコメントを募集した。
諸外国では、診療関連死の調査に関連して、@目的を事故の再発防止とし、届出対象を法定する、A遺族との対話・説明を促進する、B医療専門家が評価をし、調査結果・情報を病院・遺族にフィードバックする他、C裁判外紛争処理制度、およびD医師の資格審査制度を推進することによって、国民の理解を得た上、医療の質の向上を図ろうとしている。本シンポジウムでは、これらの観点から、制度化のツボについて議論しようと考えている。
(以下の各講演は質疑応答を含めた時間)
第1部
診療に関連した死亡の調査分析モデル事業の現状分析と今後について
午後1時〜午後1時30分、2007年8月5日(日)
モデル事業の概要と実態
田浦 和歌子 モデル事業東京地域事務局調整看護師
午後1時30分〜午後2時、2007年8月5日(日)
診療関連死と異状死の振り分けについて
矢作 直樹 東京大学付属病院救急部教授、モデル事業東京事務局代表)
午後2時〜午後2時30分、2007年8月5日(日)
モデル事業調査に見る問題点、英国圏の死因調査に学ぶこと
吉田 謙一 東京大学大学院医学系研究科法医学講座教授
午後2時30分〜午後2時45分、2007年8月5日(日) 休憩
第2部 診療関連死調査制度の法的問題と制度改革について
午後2時45分〜午後3時15分、2007年8月5日(日)
刑事・民事・行政処分の果たすべき役割
神谷 恵子 弁護士
午後3時15分〜午後3時45分、2007年8月5日(日)
裁判外紛争処理制度(ADR)の進むべき道
和田 仁孝 早稲田大学大学院法務研究科教授、学術会議裁判外紛争処理委員会委員長、弁護士
午後3時30分〜午後4時15分、2007年8月5日(日)
英国・オーストラリアにみる医師の資格審査制度、公的ADR制度
吉田 謙一 東京大学大学院医学系研究科法医学講座教授
午後4時15分〜午後4時45分、2007年8月5日(日)
総合討論(約30分)
2007年8月5日(日)午後6:00〜8:00 懇親会
シビックスカイ・レストラン「椿山荘」 Tel: 03-5800-5500
文京区シビックセンター・スカイラウンジ25階、
東京大学赤門よりタクシ−5分、後楽園球場の隣り、
東京の超有名レストランのお食事(通常1万5千円)を5千円の特別料金でご利用できます。
懇親会地図
- 第2日目
(2007年8月6日) -
医療安全の基礎編
東京大学医学教育研究棟14階 鉄門記念講堂
趣旨
医療安全はリスク管理が基本であることが国際的に認知されており、近年日本では全国の大規模病院にリスクマネーシャーが配置されました。第2日目は医療にかかわるリスクマネージメントの研究の日本での代表的な先生方による特別講義が行われます。
(司会・午前) 島田 直樹 慶應義塾大学医学部衛生・公衆衛生学教室講師、慶応大医卒
午前9時〜午前10時30分、2007年8月6日(月)
(基調講演) 医療安全での基礎知識 ※
村上 陽一郎 元東京大学先端科学研究センター・センター長、国際基督教大学比較文化学教授
(内容): 医療事故予防と事後対応に係わるリスクマネージメントの実践の上で不可欠となる、安全科学の基本知識と方法を講義し
ます。村上先生は、数十年にわたり医療事故予防について品質管理工学の導入を提唱し、当該分野の世界最初のパイオニア
で、 今日の米国医療界がお手本とする諸学説を提起しました。リスクマネージメントや安全の科学など多数の著書があります。
午前10時30分〜午前10時40分、2007年8月6日(月) 休憩
午前10時40分〜午後12時、2007年8月6日(月)
(特別講義) 医療事故の原因 ※
濃沼 信夫 東北大学大学院医学研究科医療管理学教授
(内容) 濃沼先生は病院管理学に関する日本の第一人者で、医療事故の原因を多方面にわたり国際的観点から調査研究をしているパイオニアです。それらの成果を踏まえて、医療事故調査にあたる基本的な考え方、事故データの収集・解析方法について講義されます。
午後12時〜午後1時 昼食
(座長・午後)
外 須美夫 北里大学医学部麻酔科教授、九州大医卒、
厚生労働省医薬品・医療機器等対策検討会委員
午後1時〜午後2時、2007年8月6日(月)
(特別講義) 安全管理に関する法令や制度、指針等の概要 ※
久米 翠 厚生労働省医政局総務課主査
午後2時〜午後2時5分、2007年8月6日(月) 休憩
午後2時5分〜午後3時35分、2007年8月6日(月)
(基調講演) 医療の質の指標と医療事故での院内対応のあり方 ※
福井 次矢 聖路加国際病院院長、京都大学名誉教授
(内容) 聖路加国際病院は日本の病院の中でその質の高さ・患者満足度が最高点である、との最新の報告があります。今回、医療の質で最も重要となる考え方となる「質をどのように測定するか」について、世界的な観点から整理、解説します。合わせて、医療事故時の院内危機管理システムの構築での注意点を説明します。
午後3時35〜午後3時40分、2007年8月6日(月) 休憩
午後3時40分〜午後4時40分、2007年8月6日(月) ※
(特別講義) リスクに関する新しい考え方 - 国際的な定義の変更について
椿 広計 文部科学省リスク解析戦略研究センター・センター長、 東京大工卒
筑波大学大学院ビジネス科学研究科国際経営プロフェッショナル専攻長
(内容) 安全という理想としての目標に到達するには、計測可能であるリスクという考え方が、安全の実践活動のもっとも中心となljります。このリスクの計算方式が最近になって国際的に変更されましたので、それらについての解説が行われます。 また、世界で最も進んでいる日本の品質管理工学は、日本の統計学がその基礎として理論と技術を支えてきました。それらについて、リスクの観点を交えて講義されます。同センターは、安全とリスクの科学に関する世界最高水準の陣容を抱える学術研究センターとして、本学会と密接な活動を行います。
- 第3日目
(2007年8月7日) -
医療安全の院内システム
東京大学医学教育研究棟14階 鉄門記念講堂
趣旨
院内では医療事故に関与する多くのシステムエラーが存在します。ここでは、カルテ、コミュニケーション、安全体制、安全教育に関する原則や実践問題を整理して講義します。 また、2007年度の厚生労働省通知により、特定機能病院に対しては院内感染症対策委員の設置が義務化され、かつその委員には年2回の研修会参加が課せられました。その第1回の講義も行われます。
(司会・午前) 藤井 千枝子 慶應義塾大学看護医療学部准教授、筑波大医研究科卒
午前9時〜午前10時、2007年8月7日(火)
(講演) 転倒・転落防止対策マニュアル(東京都病院経営本部)の概要説明 ※
井澤 由香 (財)東京都保健医療公社 荏原病院
午前10時〜午前11時、2007年8月7日(火)
(特別講演) 医療安全のための診療録のあり方 ※
山内 一信 藤田保健衛生大学医療情報部教授、前名古屋大大学院医療管理情報部教授
(内容) 医療事故の主たる原因の1つには、カルテ記載ミスがあります。山内先生は、医療事故を予防するための、適切なカルテの取り扱い方に関する多数の実例にもとずくご研究を名古屋大学で活発に展開して、本年4月に定年を迎えられた、日本の権威者です。これらの経験を下に、正しいカルテの書き方のポイントを講義されます。
午前11時分〜午前11時10分、2007年8月7日(火) 休憩
午前11時10分〜午後12時10分、2007年8月7日 |