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国際予防医学リスクマネージメント連盟

日本予防医学リスクマネージメント学会

世界健康リスクマネージメントセンター


 



   主催者の挨拶

 

医療安全基礎講座2010

 

(日本語社会人教育プログラム)

 

医療安全の新たなヒトづくり

 

 

 「人が宝」は全ての人間活動の基本です。このため、国際予防医学リスクマネージメント連盟は、教育・研究促進のための国際組織として世界健康リスクマネージメントセンターを東京に設立し、健康と安全における対策に関して、様々な社会人国際教育を東京の国連大学や世界銀行で行ってまいりました。2006年度以降に東京大学で開催してきた各種の医療安全教育プログラムでは、日本語社会人教育プログラムにもかかわらず、近隣国からの参加者を交え、全国各地より多数の方が参加し、いずれも定数オーバーとなりました。

 

 リスクマネージメントのリーダー育成はハーバード大学で類似の教育セミナーが毎年開催され、全米各地と海外から多数の参加があります。アジアでもこのような機会の必要性を痛感し、友人である先方の主催者の協力を得て、世界学会として2004年から日本で開催してまいりました。その後、日本では本分野の学術専門家が次第に充実まいりましたので、2006年からは日本人向けに日本人による講義を中心に進めています。

 

 

2008年からは、医療安全に関する基礎を教えてほしいという日本の会員からの強い要望に対応するために、「医療安全基礎講座」を開催する運びとなりました。2010年度も3日間にわたり開催する運びとなりました。

 

職場での安全は、安全技術とシステム、安全を志向する組織・風土、仕事に携わる人々個人の安全への意識と能力の3つの要素によって成立しています。本学会では過去10年にわたり、安全工学や人間工学(ヒューマンエラー)の立場から、技術、システム、組織について病院の安全向上を図ってまいりました。

 

しかし、医療という職場では、道具と人の関係だけではなく、人と人の関係がきわめて重要です。病気の人は極めて高価な機械に取り込まれなくとも、周囲の人の思いやりや支えといったさりげないコミュニケーションだけでさえ病気と戦う心の糧となります。また、「人が宝」という言葉の見るように、あらゆる難局を乗り越えるのは、技術改善を含む「人の努力と知恵」が最終手段です。すぐれた人材の育成こそが人類の宝です。

 

 

以上の観点から、本年度の狙いでは、安全で安心な医療に必要となる「人の技」を磨くこと、つまり、「医療安全での人づくり」にも大きな比重を上げることにしました。

 

 

超一流の世界に達した人々は皆、「基本がすべて」と申されます。本医療安全基礎講座でも「基本が肝心」を座右の銘とし、「新しい人づくりの世界」にも想いを込めて、本基礎講座をお届けいたします。

 

 

 

 

 

20103

 

酒井 亮二  国際予防医学リスクマネージメント連盟理事長

日本予防医学リスクマネージメント学会理事長

吉田 謙一  東京大学大学院医学系研究科法医学教授、常任理事

木内 貴弘  東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野教授、常任理事

濃沼 信夫   東北大学大学院医学研究科医療管理学教授、常任理事

半田 誠   慶應義塾大学大学院医学系研究科内科血液学教授、理事

 

主催者一同

 

 

 




 



 









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