WHRMC            WHRMC

国際予防医学リスクマネージメント連盟

日本予防医学リスクマネージメント学会

世界健康リスクマネージメントセンター


 



   主催者の挨拶

 

医療安全基礎講座2009

 

(日本語社会人教育プログラム)

医療安全の基礎知識

 

 

 「人が宝」は全ての人間活動の基本です。このために、国際予防医学リスクマネージメント連盟は、教育・研究促進のための国際組織として世界健康リスクマネージメントセンターを東京に設立し、健康と安全における対策に関して、様々社会人国際教育と人材育成を東京の国連大学や世界銀行で行ってまいりました。なかでも、2006年度以降に東京大学で開催してきた各種の医療安全教育プログラムでは、日本語社会人教育プログラムにもかかわらず、近隣国からの参加者を交え、全国各地より多数の方が参加し、いずれも定数オーバーとなりました。

 

 リスクマネージメントのリーダー育成はハーバード大学で類似の教育セミナーが毎年開催され、全米各地と海外から多数の参加があります。アジアでもこのような機会の必要性を痛感し、友人である先方の主催者の協力を得て、世界学会として6年前から日本で開催してまいりました。その後、日本では本分野の学術専門家が次第に充実まいりましたので、2006年からは日本人向けに日本人による講義を中心に進めています。

 

 

平成20年からは、医療安全に関する基礎を教えてほしいという日本の会員からの強い要望に対応するために、「医療安全基礎講座」を開催する運びとなりました。平成21年度は3日間にわたり、より充実した教科内容を提供し、全国の医療機関にあって、安全な医療に関心をお持ちの各種の医療職の方々に参考となるべく、プログラムの向上をしました。

 

 

「人が宝」の意味は、あらゆる難局を乗り越えるのは、技術改善を含む「人の努力と知恵」が最終手段である、という意味です。つまり、すぐれた人材の育成こそが財宝です。なお、スポーツ界の超一流選手は皆、「基本がすべて」と申されます。本年3月に開催されたワールドベースボールクラシック(WBC)で日本と韓国が世界一、二位となりました。参加した米国の大リーグの選手の多くが、日韓の選手は野球の基本に忠実であることに大変感動した、という発言の報道がございました。医療安全でも「基本が肝心」を座右の銘とし、本基礎講座をお届けする次第です。

 

 

 

 

 

20094

 

酒井 亮二  国際予防医学リスクマネージメント連盟理事長

日本予防医学リスクマネージメント学会理事長
木内 貴弘   東京大学大学院医学研究科医療コミュニケーション分野教授

主催者一同

 

 

 




 



 









(C) 2007 JSRMPM