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国際予防医学リスクマネージメント連盟

日本予防医学リスクマネージメント学会

世界健康リスクマネージメントセンター


 



安全技術国内講習会   主催者の挨拶

 

医療技術安全教育セミナー2008

            医薬品安全管理研修会 (3)

(日本語社会人教育プログラム)

薬のリスクマネージメント

 

 

 予防医学リスクマネージメント学会による医療安全の取り組みは、医療分業化社会における異職種間に共通する医療安全の基礎となる理論と技術の開発であることが、国内外の関連諸学会設立時期であった2002年当初から各方面から提言されました。

これを受けて、日本での医薬品部門の安全性については、2005年に特別なシンポジウムを開催し、医療システムのトータルネットワークに焦点を当てて、医療行政機関、院内の異職種間ネットワークおよび医療機関と医療産業界の3者間のトータルネットワークでの医薬品安全のあり方の検討を始めました。

 

 2007年度から厚生労働省では全国の医療機関と薬局において、医薬品安全管理の更なる向上を目指し、医薬品安全管理者制度や医薬品安全管理研修など様々な新らたな対策を導入しました。これに伴い、学会としては全国の病院と薬局にとって参考となる資料を提供する機会の必要性を認め、「医療技術安全教育セミナー」の中に「医薬品安全管理研修会」を設置し、沖縄から北海道に至る多数の参加者により満席となりました。

 

2008年は2連続日での開催として、年2回開催すべき研修会に対応し、遠方からの参加者の便を図っています。2日間にわたるテーマは、医薬品行政での新たな制度への対応をはじめとして、日本国内外の学会役員のいくつかの提案が含まれます。後者には、「抗がん剤の安全な使用」に関するシンポジウムや、「危険薬(ハイリスク・ドラッグ)の安全使用」に関する講演などです。また、大学病院医療情報システム(UMIN)では様々な医薬品安全情報システムが存在しますので、東大病院からその紹介が行われます。

最後に、日本でも展開している「医療安全の社会人教育シリーズ」は、元来は、国際予防医学リスクマネージメント連盟(URMPM)の国際事業です。今回は、URMPMの世界活動の中から講演者を選定し、米国の最先端の話題が紹介されます。

 

 

 医薬品は世界的に日進月歩の競争の激しい重大な医療分野であり、そのためにも、医薬品の安全性は世界的な関心事です。予防医学リスクマネージメント学会の国内外の傘下団体が連動して、この分野の向上のために、年々新しいトピックスを取り上げる必要がある、と考えます。

 

 

 

20086

 

主催者一同

酒井 亮二  国際予防医学リスクマネージメント連盟理事長

日本予防医学リスクマネージメント学会理事長
木内 貴弘   東大病院UMINセンター教授

清野 敏一    東大病院薬剤部副部長

柴田 徹一  日本薬科大学薬学部教授

橋田 亨    前京都大学病院薬剤部副薬剤部長、神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部長

 

 

 

 

 



 









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